|

| 生産現場を担う |
岐阜県岐南町
わかばフーズ株式会社 凪聖一さん |

生産実験農場で播種前の準備をする凪聖一さん |
わかばフーズ株式会社は、大根のつまを中心とし、原材料となる大根などの農産物を生産、加工・販売する農業生産法人。つまの断面の美しさ、繊維をいかした食感でシェアを伸ばしている。特許を持った会社は強い。「世界に3台しかない機械で大根のつまを作っています」とわかばフーズの代表取締役の三浦茂雄さん。
通年供給が使命の刺身のつまに、安全・安心をプラスするため直接生産に乗り出し、標高差や地域差を利用して主力の大根の生産に取り組む。
あこがれだけで農業はできない
生産部に所属する凪聖一さん(36歳)が同社に就職したのは、ほぼ1年前。
「農業の経験はなかった。好きかどうかも分からなかったが、山間地の農地が荒れて消えていくのに、自給率が低いことに矛盾を感じた。自ら農業に取り組もう」と、2004年に神戸の会社を辞め、1年間地方で農業のパートなどを体験した。
「当時、有機農業に関心があったが、独立して農業を始めるのは難しいと思った。自分で生産・販売・企画とオールラウンドに全部やるには、時間をかけないとできない」と、少し方向を転換した。そこで就職斡旋会社に農業関係の業種で登録したところ、わかばフーズが紹介され、同社の農業生産の現場で就業体験をして採用された。
「日本に農業がなくなるのではないか?という危機感と不安感から農業にかかわろうと考えた。農業を職業にするには、あこがれではなく信念が必要だ」という。「生産実験農場」を任されるようになった。プライベートでは生活も安定し、この7月には結婚を予定している。
現場の理解が重要

「農業は単なる仕事と割り切れない部分や思いどおりにならない場面が多い」という、三浦代表取締役(左) |
「雇うということはその人の人生に責任を持つことです。辞められるとwN^[しいですよ。納得した形で雇用したいと思っています」と、三浦さんはいう。
「農業が好きということが一番だが、漠然と好きでは続かないというのが実感」。農業の生産場面では人との接点が少ないだけに、「農業への夢を描いていても、現場をしっかり理解してもらうことが大事。単なる仕事と割り切れない、自分の思うようにはならない場面が多くある」。そのために採用にあたっては、一番条件の厳しい冬場に生産現場で一週間程度の作業体験を条件にしている。これを乗り越えて来てくれた人を大切にしたいと語る。
そうした人に応えるため福利厚生面の充実に努めているという。現在、従業員はパートを含めて200人いる。
同社は、農地を取得できる農業生産法人として株式会社化が認められ、03年に岐阜県初の株式会社の農業生産法人になった。現在、岐阜県内だけでなく三重県、静岡県、山梨県の98ヘクタールのほ場で野菜を生産し、業務用カット野菜や刺身用大根のけん(つま)の製造、ラーメン用ネギ、サラダ類、大葉、パセリの契約販売で20億円を超える年商(05年度)がある。最近では、サラダの食材となる野菜の自社生産に取り組んでいる。
「地元雇用で地域と共に会社を成長させたい」と河村吉雄相談役。
「生産管理ができる人材を求めている」(同相談役)。03年にはISO9001を取得し、「すべての製品にトレーサビリティを」と取り組んでいる。 |
<わかばフーズ株式会社の概要>
代表取締役 三浦茂雄
所在地 岐阜県羽島郡岐南町
創業 1988年4月
法人設立 1992年8月
資本金 2,000万円
年商 約20億円(2005年度)
従業員 200人(パート含む)
事業内容 業務用カット野菜、刺身用の大根のけん(つま)、ラーメン用ネギ、大葉、パセリなどの契約販売、その他鮮魚販売に使用する野菜全般経営農地等(所在地)
岐阜県内:岐阜市、各務原市、高山市、輪之内町、朝日村
岐阜県外:三重県多度町、山梨県北杜市白州町、静岡県袋井市 |
|
| 【No.3(2006年秋号)掲載】 |
|
 |
 |
| |
 |
 |
| IJUガイド |
 |
 |
|
|
|
 |
|
ジャンル別情報一覧 |
 |
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
|
 |
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
| ポリシー | iju infoについて |
| 個人情報対応 | メディア情報 |
| トップページへ |
|
| |
| ■PDFファイルについて |
| このサイトでは、PDFファイルを使用しております。PDFファイルを表示するにはアドビシステムズ社のアドビリーダーが必要です。アドビリーダーはアドビシステムズ社より無償で提供されています。下のアイコンをクリックすると、ダウンロードすることができます。 |
 |
|
 |