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農業を始めるには、まず、「どこで、どのような作物を栽培し、それをどのように販売するのか」「技術の習得や経営資源の確保をどうするのか」といった自身のビジョンを明確にする必要がある。
自分の考えをまとめ、今後の計画や目標を立てるのは、意外に難しい作業。
作物の栽培だけでなく、農業経営の概観も含め、座学、実践を交えた就農準備校の講座でステップを踏めば、初心者でも、農業を始めるための道筋が見えてくる。農業を仕事にするための「はじめの一歩」をサポートしてくれる就農準備校をチェックしてみよう。
就農準備校とは、農業に興味のある人が、農業の基本的な知識や技術を学ぶ学校。ビジネスマンを中心とした都市生活者が、土日や平日の夜間などを利用して無理なく農業について学べる。
全国6校10教室で講座が開講されている。受講者のレベルに応じた4段階のコースが準備されており、1年あれば4コースすべてを受講できる。
通学や時間の確保が難しい人には、インターネットの通信講座「Eメール塾」、「e-ラーニング講座」も準備されている。
講座は、農林水産省の支援を受けているため、受講料は教材などの実費のみ。小さな負担で受講できるのもうれしい。
平成8年に開校してから現在までの受講者は、1万2千人以上。そのうち就農者は400名を超え、農業法人に就職した人もいる。これから就農への第一歩を踏み出したい人は、ぜひ参加してみよう。
ステップ1 体験コース
日帰り、または1泊2日で実習体験するコース。種まき、収穫作業、牛の観察、パン・豆腐づくりなど、内容もお土産も盛りだくさん。農業を始めるためには家族やパートナーの理解が不可欠。そうした人に農業を知ってもらう機会としても活用できる。
ステップ2 入門コース
実習または講義で作物全般のことを勉強するコース。作物のつくり方、有機農業、農産物の流通など、専門用語を覚えながら、基礎的なことを学ぶ。
ステップ3 専門コース
主に農業経営について学ぶコース、有機農業についてより高度な技術を学ぶコースなど、就農に向けての本格的な講義が中心。
ステップ4 実践コース
入門コース、または専門コースを修了した人が、直接指導を受けながら農作業を学ぶコース。7カ月間に7回以上、特定の受入農家に行く。作物別にコースが分かれているので、自分の希望する作物のつくり方をじっくりと学べる。
今年度は受付を終えているが、水戸校、福岡校には、一定のほ場の割り当てを受け、通年で栽培するコースもある。
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