今号のエリア特集の対象地となっている東北地方(青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県)は、関東地域に暮らす多くの読者にとって比較的身近に感じる地域ではないだろうか。
東北地方は、北の地方特有の豊かで秀麗な自然を有している。こうした北の美しい自然にあこがれる人は多い。
I・J・Uターンし、農林漁業に就業した方、セカンドライフのステージを森林に求めた方を取材し、七つのルポタージュ記事に取りまとめさせていただいた。そこに至るまでの動機や経緯はさまざまだ。
それぞれの事例から、分野ごとの職業としての特徴、それぞれ地域ごとの特徴をぜひ、読みとってほしい。とくに、農業では、降雪地帯で取り組んでいる経営スタイルにも着目してほしい。
アクションを起こそう
I・J・Uターンし、就業・移住を考える場合、希望する地域の就業や定住に関する支援実施機関にコンタクトをとるといい。
支援実施機関から情報を収集したり、実際に現地を訪ね、その窓口で相談をすることが、I・J・Uターンの近道だろう。
自分がイメージしていたものと実際が大きくかけ離れていることもあるだろうし、思いがけない情報を手にすることもあるはずだ。
選択肢はたくさんある。まずは、いろんなドアをノックし、情報を収集するなかで、自分の目指すべき方向を発見してほしい。そうすれば、自分の適性を判断することもできるはずだ。
農業を始めたい
東北地方で、独立して農業を始めたいと考えるなら、各県に設置されている新規就農相談センター(連絡先は69頁に掲載)で情報を収集・相談をしよう。
技術習得を支援する制度や、就農を支援する仕組みなど、各県ごとに就農をサポートする制度が設けられている。
また、一部の市町村では、独自の就農支援制度を設けている。各県の相談センターから情報提供を受け、県の支援制度とあわせて、活用を検討してみよう。
なお、一般に農業体験レベルでは広く人を受け入れているが、1〜2年間の本格的な技術習得のための研修制度や、資金面での支援制度を受けるには、一定の条件があったり、定員が設けられ、選考がある場合もあることに留意してほしい。
農業法人に就職したい
このエリアで農業法人に就職したいと考える場合は、まずは新・農業人フェアを訪ねてみよう。また、各県の新規就農相談センターに従業員を募集している農業法人の情報についてたずねるのも一つの方法だ。
林業に従事したい
林業に従事したいと考えている人の相談窓口になるのが、各県に設置されている林業労働力確保支援センター(連絡先は71頁に掲載)。
就業前に知っておきたい知識や技術をひととおり教えてくれる「林業就業支援講習」(20日間程度)を実施している。実施計画やカリキュラムはセンターによって異なるので、詳しくはそれぞれのセンターに問い合わせてほしい。
漁師になりたい
漁業に従事したいという人の相談窓口になるのが、全国に点在する漁業就業者確保育成センター(連絡先は75頁に掲載)。このエリアでは、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県が設置している。
田舎暮らし(移住)したい
県段階で、Iターン希望者などの就業や定住をサポートする機関や制度も整備されてきている。
また、東京や大阪で各県の情報を提供してくれる窓口も設置されている。この地域に移住したい人はこれらの窓口を相談や情報収集にぜひ、活用してほしい(連絡先は77頁に掲載)。
新・農業人フェアを訪ねてみよう
東京で開かれる新・農業人フェアには、この地方の就農相談窓口、農業法人が出展する。直接面談できる貴重な機会であるし、資料も収集できるので、同フェアに参加してみよう。
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