研修メニューに組み込まれている水稲の圃場から望む徳地チャレンジ農場 徳地に増える真新しいハウス 岡本佳之さん(44歳)の前職は、図書館司書。「体を動かすことをしてこなかった」。しかし農家になりたいという思いを以前からもっており「やるならまだ体力があるいま」と決心。各地の農業研修や体験農業などに参加し、見比べた。同農場に決めたのは「事務局長や指導員の梅田さんの人柄…かなあ。少し会話をしただけでも温かい雰囲気が伝わってきたでしょう?」と、照れながら語ってくれた。問い合わせをした時に事務的な対応をするようなところではなじめないと思ったという。東京から奥さんや子ども2人を引き連れて行く以上、そこは慎重だ。この10月から正式に研修生となる。 秋の農場はイチゴの収穫がひと段落し、新旧研修生が入れ替わる時期。山崎雄司さん(43歳)は、次期研修生にこの秋バトンを渡す2005年度研修生だ。研修終了間近のいまは独立準備に奔走する毎日を過ごしている。「独立後の農地は山口市徳地農業公社が探してくれた」。研修生は地域の農業関連団体から有形無形のさまざまな支援が受けられるのだ。「感想ですか? いやあ、不安でいっぱいです…」といい、口を真一文字に。背後には建設中のハウスの骨組みが強い日射しを受けて輝いていた。この秋、2組の農家が徳地チャレンジ農場を経てスタートを切る。