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北海道で、
酪農ヘルパーに挑戦しませんか?
地平線から朝日が昇るのを眺め、冷えた自然の空気を胸いっぱい吸い込む。
しんと静まり返った大地に、牛の鳴き声が響く─。誰もが一度は憧れる北海道での生活。
そんな酪農ライフを体感できる職業が「酪農ヘルパー」だ。
まずは、夢を実現した現役ヘルパーの声に耳を傾けてみよう。
別海農業協同組合
(道東ファームサポート)

別海町は北海道の東部に位置し、総面積は1320.22km2。別海農協管内の搾乳農家290 のうち約230 の農家で酪農ヘルパーを利用している。専任のヘルパーは12 人。別海農協酪農ヘルパー利用組合から委託を受けた道東ファームサポートがヘルパーを派遣している。
やる気があれば大丈夫
  「動物好きでやる気さえあれば、特別な資質はなにもいらない。誰でもできる仕事ですよ」
  サラリーマン生活から一転、故郷の鳥取県から北海道へ渡った明場良太郎さん(28歳)の言葉には、説得力がある。
測量の専門学校を卒業後、3年ほど道路設計の仕事に携わった末に北海道へやってきた。1年間実習生として過ごし「外で働くのは性に合っている」と4年前から酪農ヘルパーとして働いている。
  「農家の人にだいたい顔を覚えてもらえたかな。北海道はなんでも受け入れてくれる人が多く、暮らしやすいですよ」酪農ヘルパーの仕事は早朝と夕方に集中するため、昼間は自由時間となる。買い物へ行くもよし、家に戻って昼寝をするもよし。過ごし方は自分次第。
  「こういう暮らし方は嫌いじゃない」と、現在の生活を満喫し
ている。
農家の人とも仲良くなれる
  小林孝夫さん(25 歳)の実家は北海道浜中町で酪農場を営む。高校進学の際には酪農科を選んだ。小林さんにとって、牛はいつも身近な存在だった。
  「牛はとてもデリケート。人がイライラしてると牛も神経質になる。ビクビクすることはない。どしんと構えてやれば、牛は落ち着いていますよ」
  酪農ヘルパーになって6年。
  「やりがいのある仕事」と評する。
  「魅力は任されることかな。一つひとつの仕事をこなし、トラブルにも対応して農家の人に引継いで、『ありがとう』といわれると、また頑張ろうという気持ちになる」
  20歳の時に結婚し、現在は一男一女の父。子どもたちが牛と触れ合う機会も時折あるそうで「だいぶ慣れてきたかな」。
「ヘルパーはなんといってもやる気がある人が一番。環境に慣れてくれば、農家さんともすぐに仲良くなれますよ」
釧路太田農業協同組合
厚岸町は北海道の東南部に位置し、総面積は734.81km2。搾乳農家98のうち、97の農家で酪農ヘルパーを利用している。酪農ヘルパーは9 人。うち2人が女性。待遇は農協職員と同じで、実働時間は6〜8時間程度となる。
もっと女性が増えてほしい
  「北海道っぽい仕事に就きたかった」。内海円さん(23歳)は、酪農ヘルパーを仕事に選んだきっかけをそう話す。釧路市出身。地元の商業高校を卒業後、故郷を離れて沖縄へ渡る。そこで出合った人たちから北海道の魅力を聞かされたが、「自分の故郷なのになにも知らなかった」。改めて地元と向き合おうと考え、帰郷した。
  ヘルパーになって3年。牛の体調に気を配るなど、覚えることは山のようにある。
  「まだまだ。着いていくだけで必死」。反省ばかりが口をつくが、「ようやく農家ごとのやり方はわかってきたかなと思う」。
  アウトドア派を自負し、自然豊かな環境での暮らしが気に入っている。現在は一人暮らしで「自炊が大変」と笑う。休みの日には釧路市内まで足を延ばすこともあるそうだ。
  「女性でも十分にできる仕事。もっともっと女性に増えてほしいですね」
「ありがとう」がやりがい
  神奈川県横浜市出身の杉山美保子さん(33歳)は、酪農ヘルパー歴14年のベテランだ。
  「この辺りはとても静か。星がいっぱい見えますよ」
  北海道の魅力をそう語る。
  もともとは馬に興味があり、千葉県にある動物の専門学校へ入学したが、研修で牛の世話をした時に「ぼーっとしていて、大きい。牛もいいかな、と思った」。
  就職先は自分で探し出した。バイク・ツーリングが趣味ということもあり、北海道を選択。JA釧路太田で酪農ヘルパーとして働き始めた。
  担当する農家の数は、少なくとも50以上。搾乳や牛舎の掃除などの作業をテキパキとこなしていく。
  「農家ごとのいろんなやり方がわかるのがヘルパーの魅力。農家の人から『どうもありがとう、助かったよ』といわれることがうれしい」と笑顔を見せる。
酪農家が休みを取りたいときに、酪農家に代わって牛の世話などをする仕事。北海道に7,000 戸以上ある牛乳の生産牧場のほとんどが加入する「酪農ヘルパー利用組合」に勤務し、派遣依頼のあった牧場に出向いて乳搾り、給餌、子牛の世話、牛舎の清掃など、普段酪農家がやっている仕事をする。酪農家が病気やケガをした時のサポーターとしても大きな役割りを果たしている。
酪農ヘルパーの仕事の中心は牛の世話。だから動物好きな人が向いている。牛の飼養管理の知識や技術とともに、やる気や責任感も必要だ。牧場により仕事の内容や設備が異り、大変な仕事だが酪農家から感謝と信頼を寄せられる「やりがい」も。また、就農を希望する人には、多くの牧場経営者からさまざまな経営スタイルを実地で学べるチャンス。これまでに酪農家として独立した人も大勢いる。
詳しくは、北海道酪農ヘルパー事業運営協議会
(事務局:JA 北海道中央会)のWEBサイトへ!

情報満載! http://beco-helper.jp/
●お問い合わせ
JA 北海道中央会
TEL 011(232)6415

〒060-0004
札幌市中央区北4条西1 丁目1 番地
北海道農業協同組合中央会 酪農畜産課

「新・農業人フェア」出展予定
札幌(2/16)・大阪(2/24)・東京(3/15)


募集情報
●募集職種・勤務地:酪農に関連する作業全般(北海道内のヘルパー利用組合で雇用・勤務)●応募資格:18歳以上の健康な人。酪農経験者歓迎。要普通自動車免許●給与:各ヘルパー利用組合の給与規定による●待遇:各種保険制度(雇用・労災・健康・年金保険)は、ほとんどの組合が完備。住宅は希望に応じて各利用組合で紹介●勤務時間:朝4時間、夕方4時間(1日8時間)が基準●休日休暇:休日はローテーション制。祝祭日、有給休暇あり●勤務地:雇用される利用組合の所在地
【No9(2008年春号)掲載】
 
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