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移住就農した先輩農業者に聞く営農上の工夫点とは?
〜青年等就農資金の利用者へのインタビューから〜
 政府系金融機関である日本政策金融公庫は、新たに農業を始める方向けに青年等就農資金を取り扱っています。本資金をご利用いただいた方からは「他の新規就農者の工夫事例を紹介してほしい」という、声が多く寄せられました。
 そこで、お客様の中でも、農業を志して移住し就農された方にスポットを当て、「就農のきっかけ」「営農において工夫している点」「青年等就農資金の利用効果」「今後の経営展開」について、地域に根差し農業に奮闘しているお二人にインタビューした内容をお伝えします。本誌を手に取られた農業にご興味のある方、就農をお考えの方、就農して間もない方など、多くの方のご参考となることを祈念しています。
(日本政策金融公庫 農林水産事業本部)
まず、北海道で畑作農家として就農した吉田武薫さんにお話をうかがいました。
北海道網走郡美幌町 吉田 武薫さん(41歳)畑作26ha
就農のきっかけは?
 外食産業で仕事をする中、自分で生産したいと考えるようになりました。平成24年に退職し、福島県から北海道へ家族で移住して、美幌みらい農業センターでの研修を3年間受けました。地域の農業者のアドバイスを受けるなど親交を深めながら、平成26年12月に就農しました。
営農上で工夫している点は?
 現在、テンサイ、バレイショ、小麦を栽培しており、指導農業士の指導を受けながら、科学的根拠に基づいた施肥を設計しています。特にテンサイは肥料の吸収効率を上げるために土壌のpH値と、苦土(酸化マグネシウム)のレベルを高くする取り組みをしています。また、石灰よりも安いライムケーキを散布し、肥料代を削減するなど、工夫をしています。
青年等就農資金の利用効果は?
 農機具や格納庫などの設備資金、長期運転資金のために利用しました。住宅や一部の機械はそのまま前オーナーから引き継いで就農したこともあり、現在、営農に必要な資金は十分にカバーすることができています。
今後の経営展開は?
 規模拡大できるように生産技術を磨いていきたいです。また、将来的には法人化も考えています。
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吉田 武薫さん
次に山形県でサクランボやリンゴなどの果樹農家として就農した糸金多朗さんをご紹介します。
山形県東根市 糸金 多朗さん(38歳)果樹80a
就農のきっかけは?
 妻の実家がある縁で山形県のサクランボのおいしさを知り、自分の手で育てたいという思いが募って、札幌市から山形県に移住しました。県の農業支援センターに相談をしたら、果樹生産・加工を行う法人を紹介され、2年間の研修を受けました。研修先からの紹介で、所有者が高齢となった果樹園の経営を引き継ぎ、平成27年4月に就農しました。
営農上で工夫している点は?
 サクランボやリンゴなどが収穫可能な樹園地(成園)を引き継いだため、初年度から売上を確保できます。また、耕作放棄地を一緒に管理することで、無償で樹園地を借りることができ、規模拡大とコスト削減に繋がりました。
青年等就農資金の利用効果は?
 草刈機やトラクター、パイプハウスなどの設備資金、果樹の育成費用、耕作放棄地の再生に必要な苗木代や肥料代などの長期運転資金のために利用しました。資金繰りの心配をせず、技術を磨くことに注力できています。
今後の経営展開は?
 贈答用を中心にこだわりの商品として直接販売したいです。また、早期に安定した収益を得るため、ナスなどの生産にも取り組みたいです。
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糸金 多朗さん
【No28(2015年冬号)掲載】
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