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耕そう、大地と地域のみらい。

募集から定着まで新規就農者を長期にわたりサポート
今、日本各地で広がるJAの新規就農支援

JAでは新規就農者の育成支援を強化中!
 地域の農家が協力し合い、農産物の販売や資材の共同購入など幅広い活動に取り組むJA(農協)が、いま新規就農者の育成に力を入れている。初めて農業の世界に飛び込もうとする若者にとって、農業者の組織が総力を挙げて、生産から販売までトータルで指導し、農地や資材の確保まで支援してくれることは、まさに至れり尽くせり。とはいえ、独立して一人前の農業経営者になるための道は決して甘くはないはず。先駆的なJAの取り組みと、修業の果てに独立を成し遂げた研修卒業生や就農目前の研修生たちのナマの声を聴いた。
みんなのよい食プロジェクト
栃木県 JAしおのや
みんなのよい食プロジェクト
研修のひとつ、イチゴの出荷調整作業。
 新規就農者育成を目的に(株)グリーンさくらを設立し、平成25年4月より研修事業を開始。研修生はイチゴ、ニラ、アスパラガス、小菊など、多彩な品目が作付けされる1.9haの農地で、営農指導員のもと多くの作物に触れながら栽培管理や出荷調整作業等、栽培技術をしっかりと学ぶことができる。外部講師による農業簿記や税務の講義、実際のトラクター等を使った農業機械講座、全農種苗センター、農業資材EXPOへの視察等、充実したカリキュラムが魅力だ。研修生は月10万円の手当が受けられるため、研修に集中することができる。平成27年までの就農状況は23名のうち17名(約74%)と、高い割合で就農を実現できるのは、実践的な研修内容にくわえ、研修生やJAの多様な作物別部会の仲間の存在、青年就農給付金(経営開始型)を活用したサポート等、万全のフォロー体制が用意されているため。
JAしおのや 農産物直売所
JA しおのやの農産物直売所「さくら」。研修生が手がけた作物は、こちらで販売。

【対象者】

  • 満年齢が18 歳以上、原則45 歳未満の個人。
  • 農業に対する固い意志と意欲がある農業後継者や新規就農希望者。
  • 研修後もJA しおのや管内で居住し、一定期間(10 年)就農できる者。
塩野谷農業協同組合

栃木県さくら市桜野1670-2
tel 028-681-7554  http://www.ja-shionoya.or.jp/

研修を修了し地域で就農

塩谷町大久保/古澤一浩さん
ニラ36a
地域で就農
中央の古澤さんを挟み、営農企画課の大島さん(右)と鈴木さん(左)。就農後もしっかりサポート。
 JAしおのやの新規就農者育成研修事業の第二期生・古澤さんは、1年間の研修を経て平成27年に地元の塩谷町でニラ農家として就農した。初年度を乗り越えるには、研修で得た栽培技術や経営感覚が活きたという。
「うちの圃場は36aですが、現在は1日約250〜300束を安定して出荷できています。これは研修やJAニラ部会を通して、栽培から出荷までしっかりと学ぶことができたこと、広大な研修圃場で培われた体力のおかげです」。
 研修を通じて基礎をしっかり学べたという古澤さん。栽培技術以外でも、心に響いた研修がある。
「しおのやの直売所で対面販売を担当した際、お客さんから『このニラ、端っこが枯れてるよ』と怒られて。生産から出荷まで、どこかで少しでも手を抜いたら、作物は売れません。消費者の声を直接聞くことができ、販売の難しさが身に染みました」。
 農業者として2年目を迎えられたのは、研修を通じて出会った人々の存在も大きい。
「自分だけで農家に研修へ行ったら、続かなかったと思います。研修の同期とは今でも集まって情報交換していますし、部会の先輩方も親身になってくれます。しおのやでの研修は実践がメインとなるため、最初はとても大変です。だけど、1年を乗り越えて得るものは、とても大きいです」。
 
福岡県 JAふくおか八女
JAふくおか八女就農支援センタ
昨年9 月に開所した「JA ふくおか八女就農支援センター」。
 JAふくおか八女では、次世代の地域農業の担い手育成、農地の維持発展のため、平成27年に「JAふくおか八女就農支援センター」を設立。11,373m2の敷地に、ハウス4つと育苗施設、座学等の研修棟、農業機械の格納庫等を完備している。研修生はトマトまたはイチゴから作目を選び、ベテラン農家とJA営農指導員から、栽培基礎はもちろん土壌分析・施肥設計、トラクター構造と実習、農薬の系統と種類、混用事例等、高水準の技術を身に付けられる。青色申告や農業簿記など、経営に関する座学はJAや普及指導センターの職員が担当し、就農後の経営計画の分析等が学べる実践的な内容となっている。修了後は管内の遊休ハウスの斡旋、JAが建設した生産施設の貸出しに加え、市町の担当者が空き家を紹介する等、行政とも連携しながら就農をサポート。ベテラン農家やJAの作物別部会ほか、地域の先輩たちと親交を深めた状態で就農できる点も心強い。
JAふくおか八女 格納庫
軽トラックやトラクターが並ぶ格納庫。

【対象者】

  • 概ね45 歳までの者
  • 心身ともに健康で農業に意欲的な者
  • 研修終了後、JA ふくおか八女管内において居住し、管内で農業経営を行う者
  • 農業経営開始にあたり200 万円程度準備できる者
福岡八女農業協同組合

福岡県八女市本村422
tel 0943-23-1378  http://www.jafyame.or.jp/

就農目前研修生たちの声

<研修生>
村上泰平さん
植本哲司さん
西裕之さん
研修風景
右から営農指導部の松尾さんと、研修生の西さん、村上さん、植本さん
 昨年8月に開始した研修の1期生は、県内外から集まった5名。彼らはそれまで農作業をしたことがなかったというが、管内での就農を控えて自信を口にする。
「就農を考えた時、まず浮かんだのは農家に弟子入りするというイメージでした。しかし、センターができたことを知り、研修内容も充実していたためこちらを選びました。就農に向けたしっかりとした道筋ができたことは、地域の農業の発展に役立つのではないでしょうか。農業は全くの未経験でしたが、実際に作物を育ててみて、やるしかないと気持ちを固めています」。(村上さん)
 研修生の植本さんも、センター設立をきっかけにその一歩を踏みだした一人だ。
「農業に興味はありましたが、その入り口が分からなかった時、こちらを知って研修生になりました。センターでは栽培技術だけではなく、収穫した作物をどうやって販売すればいいのかといった素朴な疑問から、経営面の座学まで、農業者として独り立ちできるようケアしてくれるので安心です」。(植本さん)
 農業大学校で学んだものの、適切な農地が見つからなかったこともあり、改めて研修生になったという西さん。
「JAふくおか八女の研修のいいところは、研修生が少人数ということもあり、分からないことはすぐに先生に聞けること。ベテラン農家さんに教えてもらいながら、技術に加えて経営者としての心構えや考え方まで吸収できたことは大きな財産になりました。就農までのサポート体制も魅力ですね」。(西さん)
 
栽培用ハウス
研修生が利用する栽培用ハウス。
あなたの近くできっと見つかる!
各地のJAの新規就農支援
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HP情報 JAグループのホームページからは、全国の地図や都道府県名より、各地のJAおよび新規就農支援情報が検索できる。コンテンツは農産物の販売ランキングや研修の種類、募集状況、就農支援について等、役立つ情報が満載だ。気になる地域の情報を集めて、就農への第一歩を踏み出そう。
http://agri.ja-group.jp/support/start/
 
【No29(2016年夏号)掲載】
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