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第二のふるさとで暮らすために。移住ノウハウと段取り、注意点
 I・J・Uターンにともなう転居、転職は、生活の基盤から仕事場まで、一切合財を「移動」してくるわけで、転居だけ、あるいは、転職のみをする場合と違い、相当数の手続きが必要となる。家族がいれば、さらにその数は増えるだろう。
 また「ふるさと」や「田舎」で暮らすということは、その土地の者になることだ。これもやはり、単なる「引越し」や「転職」とは事情が異なる。
 そこで「保険」と「税金」に続き、ここではI・J・Uターンの知識として欠かせないさらなる要素である「移住」に関する手続きとその段取りについてまとめてみた。あわせて新たな「ふるさと」で生活を始めるにあたっての注意点にも触れよう。
住まいはどうする?
―その1 地方自治体からの支援
 I・J・Uターンについて、少しでも調べたことがある人なら知っていると思うが、全国のさまざまな地方自治体で、過疎化対策として行われていることの一つに、移住者への支援がある。
 土地の無償供与や購入資金の助成など、支援の内容はさまざまだ。対象者も、独身者のみ、ある年齢以下などいろいろ設けられている。
 条件に合えば有利になることは間違いないので、就職先を探すのと同時に、事前にこうした行政サイドからのバックアップの内容を知っておくと、計画を立てやすくなるだろう。
住まいはどうする?
―その2 就職先に相談
 都心部で威力を発揮するインターネットでの賃貸検索は、田舎だと地域によって情報量に偏りがあるのが現実。
 では、確実な方法とは? それは、就職先に相談にのってもらうことだ。
 例えば、就職先をとおして地元の不動産屋に希望を出しておき、それに沿った物件を紹介してもらう。就職先から地域の不動産屋を紹介してもらい、直接物件情報を送ってもらうのも手だ。I・Jターンなど、地の利がない人は、こうしてその地域に詳しい人を介在させるのが手っ取り早いし、確実なのだ。
 その際、広さ、間取り、家賃などの希望をきちんと伝えよう。堅苦しくなくていいが、書いたものを出すほうが、分かりやすいだろう。また、知らない土地で最初から気に入った物件を見付けようというのはなかなか難しいもの。取りあえずの住むところが確保できたら、後は現地でじっくり……くらいの気持ちの余裕がほしい。
 一方、森林組合、自治体の研修農場などは、寮を設けているところがある。独身者はもちろん、結婚して家族がいる人でも、定住先を見つけるまでの間、こういった施設を利用できれば、格段に移住が楽になる。
引越し、これは知っておきたい
―その1 コストダウンノウハウ
 I・J・Uターンの引越しは費用がかさむので、何とか必要最低限にとどめたいのが本音だろう。
 引越し代について、まずは就職先で支援してくれるかどうかを聞いてみよう。法人の場合など「赴任するための費用」として会社負担にできることがある。
 先ほども書いたが、地方自治体では過疎化対策などで移住者への支援を行っているところがある。この中で、引越し代ともいえるべきものとして「定住奨励金」「就労奨励金」といった優遇策があるので、調べてみよう。
 運送費用は何社かに見積もりを取り、見比べると適正価格が分かってくる。当然ながら、運ぶものが少ないほど安く済む。家財道具があまりにも多い場合は、家財を買い換えるという手も視野に入れよう。要は、トラックの大きさと台数、作業員の数の組み合わせで金額が決まるのだ。
引越し、これは知っておきたい
―その2 段取りノウハウ
 物件を決めるまでと、引越すまでは、取るべき手続きも多く、現在の住まいと移住先とを何度も往復することになる。当然、費用と手間がかかる。
 そのため、結婚している場合は、転職をする人だけ先に行き、家族は後から引越すというように、役割分担の体制を敷いてしまうほうが、効率がいいこともあり、そのようなやり方を取る人も多い。ただし、引越し前は、現物を見ながら家族で話し合って進めていく協力体制も重要だ。うまく乗り切るには、自分たちに合ったやり方で進めることだろう。
 移住前の具体的な手続きとチェックリストは別途表にまとめたのでそちらを参考にしてほしい。
土地の人間になる
―I・J・Uでいちばん大切なこと
 都会での生活を離れて移住してくるということは、その土地の人間として生きていくということだ。
 日本の田舎は、コンパクトな社会であり、向こう三軒両隣というように、共同体意識が強い。内側に入り込むには自分から積極的に関わっていく姿勢が大切となる。
 どのように関わるか? 心配は無用だ。人手が足りないこともあり、地域には消防団や寄り合い、少年野球・サッカーチームの世話役、草野球チーム…等々、さまざまなイベントや活動、団体が用意されている。
 本気で関わっていく気持ちがあるかどうかの問題だろう。そしてその第一歩となるのが、引越し時の「あいさつ回り」なのだ。
 できれば引越す前に、遅くとも引越し当日には近所へあいさつにいこう。結婚しているなら、もちろん家族そろって!新しい土地で、新しい人たちとのコミュニケーションを図りながら、豊かな移住ライフを見つけよう。
●I ・U・Jターン前
役所への届出 転出届 「転出証明書」を受け取る。「印鑑」「身分証明書」が必要
国民健康保険の手続き 「保険証」を返却、「印鑑」が必要
「転校確認書」提出 「転出学通知書」を受け取る→転出前の学校へ提出
原付自転車の手続き 「車両番号交付証明書」「ナンバープレート」を提出。「廃車証明書」を受け取る。「印鑑」が必要
その他 乳幼児医療、児童手当、老齢福祉年金、老人医療
公立小中学校への届出 転校届 「転校確認書」を受け取る→転出前の役所へ提出
「転出学通知書」提出 「在学証明書」「教科書受給証明書」を受け取る→転出後の学校へ提出
生活関連手続き 電気、ガス、水道 領収書等に書いてある「お客様番号」を通知
NTT 局番なし「116 に電話 」
NHK フリーダイヤルまたはインターネットで移転の通知
新聞、生協等 配達の中止、解約の通知
プロバイダ 回線の移転手続き
郵便局への届出 郵便物の転送届 「身分証明書」が必要

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●I ・U・Jターン後
役所への届出 転入届 「転出証明書」を提出。「印鑑」「身分証明書」が必要
住民票交付申請 「運転免許証」の手続きで 2 通必要。原付自転車がある場合はもう1通。賃貸住宅への入居、金融機関の住所変更に必要なことも
印鑑登録 「印鑑」「身分証明書」が必要
国民健康保険の手続き 「保険証」の交付手続
転入校の指定を受ける 「転入学通知書」を受け取る→転出後の学校へ提出
原付自転車の手続き 「住民票」「廃車証明書」を提出。車体ナンバー控、「印鑑」が必要
飼い犬の登録 手元の「鑑札」「狂犬病予防注射済証明書」が必要。保健所でも可
その他 乳幼児医療、児童手当、老齢福祉年金、老人医療
公立小中学校への届出 「転入学通知書」提出 「在学証明書」「教科書受給証明書」を添付
警察への届出 「車庫証明」の手続き 賃貸住宅、月極駐車場の場合は車庫管理者の「使用承諾書」を提出
「運転免許証」住所変更 「住民票」「運転免許証」「顔写真」を提出。「印鑑」が必要
陸運局または自動車検査登録事務所への届出 自動車の登録変更手続き 「車庫証明」「車検証」「住民票」「自動車納税証明書」を提出。「印鑑」が必要
金融機関手続き 住所変更手続き 「通帳」「印鑑」、新住所を証明する書類( 「住民票」や「住所変更済
みの運転免許証」など) が必要。郵送専用届出用紙や、インターネットからも変更可能
生活関連手続き ガス ガスは開栓の立会いが必要
電気、水道 使用開始申込書を投函

 I・J・Uターン者への地方自治体の支援制度は、大きく分けると2種類ある。一つは引越しをしてきたときの支援で、一時金としての支援のほか、古家を探してくれたり、情報を提供してくれるといった側面支援を行っている団体も多い。
 もう一つは持ち家を建てたり買ったりするときの支援で、家を買う際の支援としては以前からよく行われていた自治体融資制度のほか、最近の移住ブームで一時金の支援を行う団体も増えている。両パターンについて、以下に代表的な例を紹介しよう。
移住に関する支援 住宅購入に関する支援
対象者 助成内容 対象者 助成内容
北海道鹿追町 町に住所を有する人、または、町外からの定住希望者など 住宅建設面積1平方メートル当たり 1万円を商品券で助成し、100万円を限度とする額
山形県尾花沢市 3年以上の定住を確約できる I ・U ターン者 単身者に10 万円、家族帯同者に20万円相購入当の金券を交付 定住を目的として宅地をする人で、宅地の購入からおおむね3年以内に住宅の建設を確約できる人 宅地購入価格の10%以内で100万円を限度とする額
長野県泰阜村 45歳以下の I ターン、または、1年以上村外に居住したUターン者で永住の意思がある人など 夫婦で20万円、単身10万円、子供(15歳未満)1人につき 5万円

I・J・Uタイムカレンダー&チェックリスト(PDF)