主催:一般社団法人 全国漁業就業者確保育成センター
HP:https://ryoushi.jp/
フェアに参加する前に
まずは「漁師.JP」のホームページをチェックしてみよう。ホームページでは、フェアの出展団体への就業体験などが掲載されている。
漁業就業支援フェア以外のフェアやセミナーの情報や、漁業求人情報などの役立つ情報が網羅されている。
フェアの前にはオンラインでのセミナーを開催していることが多いので、事前に漁師のことを勉強してから参加するのもおすすめ。
会場の歩き方
①受付で資料を受け取ろう
まずは受付で受け取った資料の中にあるコミュニケーションカードに自身の情報を記入しよう。これが会場での面談シートになる。
次に、参加する出展団体のパンフレットをみて、各出展団体の求人情報などをチェックして気になるブースをみつけよう。漁業種類や場所によって操業時間や労働条件が違うので自分に合うところを探してみよう。
②ガイダンスに参加しよう
漁師の仕事や漁業種類について未経験の人にもわかりやすく紹介。
③出展団体ブースへ
漁師さんが来ているブースもあれば漁業協同組合や行政などが来ているブースもある。疑問に思ったことや不安なことは直接聞くことができるのがこのフェアの魅力。ちょっと怖そうな漁師さんもいるけれど話してみたら案外優しい人が多いギャップもこのフェアならでは。
体験乗船などの相談も個別に受け付けていることが多い。
2023年は東京会場73団体、大阪会場53団体、福岡会場45団体が出展し各地で新人漁師が誕生している。
まるごと相談ブース
漁業に関する悩みは何でもお任せ。学生へのフォローも充実
このブースでは、漁業全般の質問や悩みを幅広く受け付けており、漁師.JPのスタッフが相談にのってくれる。
「ガイダンスより詳しい話が聞きたい!」「漁師になりたいけど進路はどうしよう」という人は漁師の仕事についてまるごと相談してみよう。
近年は学生の来場も多く、学生へのプレゼントを用意していることも。
漁業就業支援フェア 2024年開催日程
〇大阪
日程:2024年2月12日(月・祝)
会場:OMMビル
〇東京
日程:2024年2月23日(金・祝)
会場:東京都産業貿易センター浜松町館
最新情報は漁師.JPからご覧ください。
7月の第3週月曜日が漁師の日に認定されました。毎年、この日には漁業就業フェアが開催される予定です。
この仕事に出会いました!
愛媛県宇和島市 千葉 陽亮さん(27歳)
水族館の飼育員を志していたが「漁業就業支援フェア」への参加をきっかけに真珠養殖業の道へ進んだ千葉さん。その経緯について話を伺った。
水族館・アクアリスト専攻のある専門学校に通っていたが、アクア業界が自身の期待とは異なると感じていたため、他産業への就職を考えていた。しかし、進路指導の場で学んだ海の知識が活かせる仕事として『漁師』が挙がり、福岡県で行われる漁業就業支援フェアを紹介され、参加したという。
会場で受け取った資料には、カツオの一本釣りや養殖など、多彩な情報が掲載されていた。その中で初出展だった真珠養殖のブースが特に目を引き、「面白そう!」と感じた千葉さんは即座にブースへ向かった。一通り説明を受け、「独立型」の就業という将来性に魅力を感じた千葉さんは、「ここに決めよう」と確信したという。
フェア参加のメリットについて伺うと「漁業と聞いて思い浮かべる『漁業=漁師』だけではない、新たな発見があると思います。w他紙は真珠養殖業に出会うことができました。また、Webなどだけでは伝わらない現地の人から生の声を聴けることも大きなポイントです。移住するわけですから、『住む土地』の話が聞くことができるとても重要な場です。特に都会で生活している人にとっては貴重な情報源になるはずです」と話す。
「フェアには軽い気持ちで足を運んでください。必要なしかくなどは就業後に取得できるので事前に取得する必要はありません。ただ、『その土地に住む覚悟』は必要です。日常生活を含め、その土地で生活していけるのか?だけはしっかりと考えた方が移住成功につながると思います」と、フェア参加を考えている人へ向けてアドバイスをくれた。
就業の決め手となったのは「独立型」だったからとのこと。「3年後に独立して経営者に」というビジョンが魅力的であったと振り返る。遠くに移住して海の仕事をするなら従事者ではなく、経営者になりたい!という強い思いがあった。千葉さんは現在、真珠養殖業者として今年10月から独立し、経営者として日々奮闘している。