「iju info」/移住インフォ 移住情報
農林漁業就業・ふるさと情報  Produced by NCA 全国農業会議所

移住で輝く女性たち

移住に興味を持つ女性の中には、「移住先で一次産業に就業するのは難しいのではないか」と躊躇してしまうケースも少なくない。
しかし、少子高齢化が進む昨今、地域を支えることができる女性の力はより一層求められるようになっており、一昔前と比べるとチャンスが多くなっている。
国や自治体からは、徐々に女性の就業に向けた支援が措置されており、女性の活躍が期待されている。
女性ならではの強みを生かして働くことで、地域の活性化につながり、次第に地域の一員として頼りにされるようになっていく。
今回の特集では、移住先で活躍する3人の女性を紹介する。

一次産業への就業を目指す女性へアドバイス
まずは農林漁業の専門家に話を聞くのが一番の早道。迷ったら相談してみよう!

農業
新規就農までの基本的な道すじは、「どこで(就農希望地)」、「何を(栽培作目)」を決めてください。次に、良質な農産物を生産する確かな技術をノウハウを身につけてください。
また、独立就農するためには、技術やノウハウ以外に資金、農地、機会や施設、住宅の確保が必須です。したがって女性の方が新規就農を目指す場合、性別によるハンディキャップは特にありません。何よりも大切なのは、将来どんな農家になりたいか、どんな農産物を育てたいかといった明確なビジョンを持つことです。
全国新規就農相談センターのホームページ「農業をはじめる.jp」では、新規就農者の方から就農を志した経緯や苦労話を動画で紹介しています。女性就農者の方も出演されており大変参考になりますので、ぜひご覧になってください。また、「農業をはじめたい」と思ったら、迷わず当相談センターにご相談ください。専門の相談員が丁寧に対応させていただきます。
解説:全国新規就農相談センター 小寺 勉
 

林業
女性が林業の現場で働くための心配事は多いと思います。
まず、体力面。林業の現場仕事は機械化(重機作業)が進んでおり、立木も切れる重機があり力仕事ではない作業もあります。また、測量などを行う軽微な現場仕事もあります!
次にトイレ問題。こちらは簡易トイレの設置の助成制度があるのでご安心を。男女関係なく、体調が悪い時は先輩方に声を掛けて休むことも普通に受け入れてくれます。
県内にも複数名女性作業員が活躍していて、女性のライフプランを考えた福利厚生を取り入れている企業もありますので、会社訪問などを利用してじっくりお話を聞くことをお勧めします。
林業に興味があるけど、ためらっている方もいらっしゃると思います。当財団では、林業体験や就業に関する悩みも相談できるイベントなど、女性のためのイベントを実施していますので、是非お気軽にお問合せください!
解説:(公財)鳥取県林業担い手育成財団 山部 典枝

 

漁業
力仕事で危険も伴ういわゆる3Kである漁師の世界では男性が圧倒的に多く、地縁血縁でない女性が漁師になることはなかなか難しいことが多い現状ですが、各地で少しずつ女性漁師が増えています。
漁師.JPでは今年3月に漁師になりたい女性向けのオンラインセミナーを開催しました。参加登録は多くはありませんでしたが受講者は真剣に質問され、とても有意義な機会となりました。そして嬉しいことにそのうちの1人が5月の週末に体験乗船をし、定置網の乗組員が誕生しました。採用した漁業会社は今回初めて女性を受け入れるため、「受入態勢が十分かどうかもわからないけれど長く続けてもらえるよう意見を聞きながら育てたい」とのこと。
私たちとしては今後の漁師の担い手不足の対策として女性が活躍できるようサポートしていきたいと思います。
解説:全国漁業就業者確保育成センター(漁師.JP) 馬上 敦子