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農林漁業就業・ふるさと情報  Produced by NCA 全国農業会議所

地域に根差したJAならではの新規就農支援

耕そう、大地と地域のみらい。

募集から就農・定着までステージに応じてサポート

地域の農家が協力し合い、農産物の販売や資材の共同購入など幅広い活動に取り組むJA(農協)が、各地で新規就農者の育成に力を入れている。
JAの就農支援なら、農業者の組織が農地や資材の確保、栽培技術など生産から販売までトータルで支援・相談にのってくれるとあって、注目度が高まっている。就農への熱い思いに応えてくれるJAの取り組みと、努力を重ねて独立就農した先輩たちの声を聴いた。

キャラクターの笑味ちゃん

福島県 JA会津よつば

JA 会津よつば・南郷トマト選果場。光センサーや自動箱詰め機を整備。

↑JA 会津よつば・南郷トマト選果場。光センサーや自動箱詰め機を整備。

福島県会津地方全17市町村を管轄するJA会津よつば。豊富な農畜産物の中でも、高い標高と昼夜の寒暖差が生み出す甘さが特徴の「南郷トマト」が有名だ。
「南郷トマト」は南会津町・只見町・下郷町の123戸で構成する「南郷トマト生産組合」により生産される、栽培開始から50年以上の歴史を持つブランド。第44回日本農業賞大賞を受賞するほどの高品質で、平成30年の販売額は10億円に達している。
組合の大きな特徴の1つが新規就農者の多さ。ここ5年で約20組の就農が実現、そのうち約半数がIターン者で、離農者もない。「南郷トマト」ブランドの発展に、新規就農者が大きく寄与しているのだ。その背景には、JAを含めた地域全体が一体となって取り組む手厚い新規就農支援がある。

会津よつば農業協同組合
〒965-0025 福島県会津若松市扇町35 番地1
tel 0242-37-2222
http://aizuyotuba.jp/

JA担当者へのインタビュー

JA会津よつば 平野貴裕さん

JA会津よつば 平野貴裕さん

栽培開始から50 年の歴史を持つ「南郷トマト」。

栽培開始から50 年の歴史を持つ「南郷トマト」。

南会津には、町全体が一体となって新規就農者を支援する土壌がある。
「南会津にはここ数年途切れることなく新規就農者が移住してきてくださりますが、それは町全体に“就農者を受け入れよう”という雰囲気が伝統としてあるからだと思います。JAや行政はもちろん、地域の農家の皆さんが協力して、就農者のサポートを行っています。」

原則は夫婦など2名以上での就農。
研修開始から就農後までのトータルサポートが心強い。
「就農の要件として、夫妻・親族との2名以上での就農を原則としています。1人と2人では作業効率が段違いだからです。最初の2年間は地域のベテラン農家の下での研修、住宅は町からの支援・斡旋があります。スムーズに独立就農できるよう、農地の確保のための支援も地域一体で行います。独立後も週1~2回JAや地域農家による巡回指導があるなど、支援は続きます。同年代の農家同士での勉強会の機会も多いです。南郷トマトの生産は簡単ではないですが、研修から独立後まで手厚いサポート体制を用意しています。」

11月まで農業・12月から3月はスノボ…
会津でしか得られない自在な生き方も。
「南郷トマトの栽培時期は3月後半から11月中頃まで。周囲にスキー場が多くあるので、冬場はスキー場で働いている農家も多いです。近年ではIターン就農者の約半数が、スキーやスノボに関心があって移住した方。豊かな自然の中で、仕事と趣味を両立させたいと考える人も多いようです。」

〝攻め続ける産地〟においてJAが果たす大きな役割
「50年以上続く伝統のある南郷トマトを次世代に繋いでいくためには、積極的に新たな取り組みを行う“攻め続ける産地”である必要があります。選果場の機能強化による高品質の維持や、新規就農者への資金・技術・資材等あらゆる面でのサポートを通じて、地域の発展に貢献したいですね。」

新規就農者へのQA

南会津で就農することを決めたきっかけ・理由を教えてください。
夜遅くまで働く東京での暮らしを変えたいというのがきっかけです。何か自営業を、と考えて農業にたどり着きました。就農フェア等で1年以上かけて情報収集した結果、新規就農者の先輩方が多く定着しているこの土地を選びました。

農業未経験から就農し、大変だったことは何ですか?
体の動かし方ですかね。最初は張り切り過ぎて、激しく動いて体を痛めてしまうこともありました。農業では体は資本、自身の体と向き合いながら毎日仕事をすることを学びました。

就農を実現して、良かったと感じる瞬間はいつですか?
広い家で子どもと一緒に過ごす時間を楽しめることです。先日は子どもの友人家族10 数人とハロウィンパーティーをしました。家探しでは、周囲の方々にとても助けてもらいました。地域のつながりは本当にありがたいです。

JAの支援で特に助かったことは何ですか?
融資等の資金面から栽培の技術面まであらゆるサポートをして頂いて、本当に助かります。1年目で収穫が思うようにいかない中でも、販路の確保や技術についてのアドバイスをくださり、農業経験のない私達にとって大きな味方です。

これから就農を目指す方へのメッセージをお願いします。
情報収集は重要です。どのような農業をしたいのか、目的を決めて、実際にいろいろな場所に行ってみると良いと思います。ただ、いくら情報を集めても、いざ農業を始めてみないとわからないことはたくさんあります。ある程度情報が集まったら、後は移住を決心する思い切りの良さも大切ですかね。

南会津町

坂内伸二さん 43 歳
優美さん 47 歳

南会津にお子さんと3人で移住し、2年間の研修を経て現在就農1年目。移住する前は、2人とも東京でIT関係の会社に勤めていた。

南会津で就農することを決めたきっかけ・理由を教えてください。
誰かの指示ではなく、自分自身で責任を持って計画や作業を行うことができる点に惹かれました。自分は福島県内出身なので、「農業をやるなら南郷トマトをやろう」と、南会津での就農を決めました。

農業未経験から就農し、大変だったことは何ですか?
体を動かすことや機械を使うのも好きで、何よりやりたい仕事だったから、大変に感じることはあまりありませんでした。先輩方が丁寧に指導してくれ、楽しく研修に取り組めました。

就農を実現して、良かったと感じる瞬間はいつですか?
景色がとにかく素晴らしいです。春は新緑、秋は紅葉に囲まれて、毎日少しずつ変わる美しい風景の中で働くことができます。作業が終われば、趣味の車の整備やドライブをして過ごすのが楽しみです。

JAの支援で特に助かったことは何ですか?
全部ですね! 就農1年目は週に2回の巡回指導をしてくださり、お会いする機会も多いです。少しでもわからないことがあれば、すぐに気軽に相談できる環境にあるので、非常に心強いです。

これから就農を目指す方へのメッセージをお願いします。
新規就農は、経験が浅いので失敗ももちろんたくさんしますが、それを糧に前向きに取り組めば、本当に楽しい毎日を過ごすことができます。興味のある方は、新規就農のイベントや、実際に農家さんの見学に足を運んでみるのをオススメします。

南会津町

湯田純さん 28 歳

福島県内出身、就農1年目。農業の経験はなかったが、3年前に勤めていた会社を辞め、研修に入った。17棟のハウスでトマトを栽培。

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各JAの新規就農支援


JAグループのホームページでは、全国地図や都道府県名から、各地のJAおよび新規就農支援情報が検索できる。コンテンツは農産物の販売ランキングや研修の種類、募集情報、就農支援策など、役立つ情報が満載だ。気になる地域の情報を集めて、就農への第一歩を踏み出そう。
https://agri.ja-group.jp/support/start

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