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農林漁業就業・ふるさと情報  Produced by NCA 全国農業会議所

森林の仕事ガイダンス

就職氷河期世代の方もお待ちしております!
林業に就きたい全ての人へ総合的なガイダンスを毎年開催!

林業に関する総合説明会・相談窓口となる「森林の仕事ガイダンス」が、毎年開催されている。
「林業ってどんな仕事?」と興味を持ち始めた人から「早く就業したい!」という意欲の強い人まで、林業に関心を持つ全ての人が対象だ。これをきっかけに林業に就いた人も多いので、興味を持ったならまずは会場を訪れてみよう。

「森林の仕事ガイダンス」に参加してみよう!

◎森林の仕事ガイダンス(全国版)開催日程

全国版のガイダンスでは一度にたくさんの都道府県を知ることができるのがメリット。

◎都道府県相談ブース

様々なブースがある中で、各地域の林業の特色や求人についての情報提供に特に力を入れているのがこのブース。昨年の東京ガイダンスでは、計34都道府県のブースが設置され、来場者からの相談に熱心に応じていた。移住に関する相談にも応じてくれるので、就業にグッと近づくことができる。

◎森林の仕事ガイダンス(エリア版)開催日程

 

就業後の段階的な育成支援
「緑の雇用」で確実な技術を

「緑の雇用」新規就業者育成推進事業、通称「緑の雇用」とは、林業経営体を通じて林業に就いた人を支援する国の制度のこと。森林組合や林業会社などの林業経営体が新規就業者に研修を行う際、経営体に対して国から補助が出る仕組みになっている。
「緑の雇用」では、まずは林業作業士(フォレストワーカー)FW 研修生として、就業した林業経営体で実地研修(OJT研修)を受ける。また、実地研修と並行して同じ地域の「緑の研修生」が集まる集合研修にも参加し、様々な林業機械の取り扱いや安全に関することを学んでいく。1年目、2年目、3年目とプログラム内容が変わっていき、年次に応じてステップアップできる。た、5年以上、10年以上のリーダー向けの研修も用意されているなど、就業者のキャリアアップを支援する内容となっている。

[現場の声]
チームワークを活かして社会に貢献!
千葉県森林組合 中井さん

千葉県森林組合に所属し、日々林業に邁進する中井さん。前職はアパレル関係の仕事に携わっていたが、「どうしても田舎暮らしをしてみたい!」という思いから転職を決意した。今では、目の前には田園風景が広がる理想的な生活を手に入れ、充実した毎日を過ごしている。
林業について中井さんは、「世のため人のために働けることが魅力の一つです。例えば、千葉県では近年台風による風倒木被害が相次ぎ、ライフラインが止まるなど危機的な状況に直面したのですが、そうした有事の際の対応も行っています。高度な技術が必要な風倒木の伐倒は親方が行い、その倒した木を私が枝を払って一定の長さに伐り揃える、というようにチームワークを活かして地域のみなさんに貢献できました」と語ってくれた。
また、新たに林業を志す人に向けて、「林業は体力勝負!というイメージがどうしてもあると思います。特に女性の場合、「自分に務まるのかな」という不安に駆られる人も多いのではないでしょうか。力仕事以外にも活躍できる場面は多いので、第一印象だけで諦めてしまうのはもったいないですよ」とアドバイスを送ってくれた。