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農林漁業就業・ふるさと情報  Produced by NCA 全国農業会議所

森林の仕事ガイダンス

就職氷河期世代の方もお待ちしております!
林業に就きたい全ての人へ総合的なガイダンスを毎年開催!

林業に関する総合説明会・相談窓口となる「森林の仕事ガイダンス」が、毎年開催されている。「林業ってどんな仕事?」と興味を持ち始めた人から「早く就業したい!」という意欲の強い人まで、林業に関心を持つすべての人が対象だ。これをきっかけに林業に就いた人も多いので、興味を持ったなら、まずは会場を訪れてみよう。

「森林の仕事ガイダンス」に参加してみよう!

◎都道府県相談ブース
様々なブースがある中で、各地域の林業の特色や求人についての情報提供に特に力を入れているのがこのブース。昨年の東京ガイダンスでは、計36都道府県のブースが設置され、来場者からの相談に熱心に応じていた。中には移住に関する相談にも応じてくれる都道府県もあり、就業にグッと近づくことができる。
※新型コロナウイルス対策について感染防止に向けた最大限の取り組みを実施

◎森林の仕事ガイダンス(エリア版)開催日程
森林の仕事ガイダンスは、林業を知りたい・就きたい人のための道府県ごとの説明会。会場には林業労働力確保支援センターなどが相談ブースを設ける。

就業後の段階的な育成支援「緑の雇用」で確実な技術を

「緑の雇用」新規就業者育成推進事業、通称「緑の雇用」とは、林業経営体を通じて林業に就いた人を支援する国の制度のこと。森林組合や林業会社などの林業経営体が新規就業者に研修を行う際、経営体に対して国から補助が出る仕組みになっている。

「緑の雇用」では、まず林業作業士(フォレストワーカー)FW研修生として就業した林業経営体で実地研修(OJT研修)を受ける。また、実地研修と並行して同じ地域の「緑の研修生」が集まる集合研修にも参加し、様々な林業機械の取り扱いや安全に関することを学んでいく。1年目、2年目、3年目とプログラム内容が変わっていき、年次に応じてステップアップできる。また、5年以上、10年以上のリーダー向けの研修も用意されているなど、就業者のキャリアアップを支援する内容となっている。

現場の声

自然の中で働けることが魅力の仕事です。
東濃ヒノキ白川市場協同組合に所属して就業2年目になる杉山さん。静岡県の工業高校を卒業後に就職した工場での仕事が合わず、転職を考えていた頃に、「WOOD JOB!(ウッジョブ)」という映画を観て林業に興味を持ち始めた。自然に中で働けることに魅力を感じ、仕事を辞めて岐阜県立森林文化アカデミーに入学した。

在学中は様々なインターンシップに参加し、新たな職場探しに邁進した。就業先の条件は「自分で考えながら作業を進めることができる」こと。そこで出会ったのが今の職場だ。親方の効率を考えながら作業を進める姿を見て「ここで働きたい!」と思ったそう。

今の暮らしについて杉山さんは、「住居は移住交流サポートセンターで探し、庭・倉庫・畑がついた一軒家の平屋を思い切って購入しました。林業は残業がないので自分の時間もしっかり取れ、大満足の田舎暮らしを送っています。」と語ってくれた。

また、林業を志す人に向けて、「林業は自分が成長し続けられる楽しい仕事です。ただ、その裏には危険と隣り合わせで体力的にもきつい一面があります。それを理解したうえで、職業の選択肢に入れてもらえればと思います」というアドバイスを送ってくれた。