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都会を出て山を育てる仕事に
林業のやりがいと魅力を実感!

鹿児島県伊佐市 山口さん・髙尾さん
山口 敏浩さん(45歳)林業歴:3年6ヵ月
髙尾 慎治さん(51歳)林業歴:2年目

【やまぐち としひろ】茨城県水戸出身。飲食店、運送業を経て平成28年に伊佐市へ移住し林業者となる。
【たかお しんじ】栃木県宇都宮出身。都内で個人運送業を営んでいたが心機一転、妻の実家がある鹿児島県に移住。

林業就業を目指したきっかけは
TV番組の視聴から

山間の内陸盆地に広がる鹿児島県伊佐市は、朝晩の寒暖差が激しく「鹿児島の北海道」と言われるほど冬は冷え込み、雪も降るそうだ。山口敏浩さんと髙尾慎治さんが勤める伊佐愛林(有)は、その伊佐市に居を構え、地拵え(じごしらえ)から主伐まで林業全般を引き受ける会社である。
奇遇なことに、2人とも前職は運送業関係の仕事をしており、林業を志したきっかけもまた同じTV番組を視聴したことだった。
伊佐市へ移住する前は埼玉県さいたま市に住んでいたという山口さんは、夜勤が多かった前職からの転職を検討していた。そんなある時、たまたま『イチから住 ~前略、移住しました~』という番組でシャ乱Qのまことが林業体験する姿を見た。以前から妻と「いずれは田舎へ行きたいよね」と話をしていたこともあり、青空のもと森の中で仕事ができるという労働環境に惹かれた。

2つの就業支援制度で切り開く
未知の生活・人生

林業が全く未経験だった2人は、まず基礎を学ぶため、『林業就業支援講習』と『緑の雇用』という2つの就業支援制度を利用した。
事前に『林業就業支援講習』を受けたことで、安全重視を心がけた作業手順の大切さや林業の現状を俯瞰して知ることができたという山口さん。同講習で学んだ森のサイクルへ配慮した事業をする会社を選びたいと、伊佐愛林への入社を決めた。「なんの下積みもなくいきなり林業会社へ就職していたら、ひたすらチェーンソーで伐採作業するだけの日々だったと思いますね」と話す。
「『林業就業支援講習』は、受講料が無料で宿泊費が助成されるなど手厚く、実際に作業を行う実地講習も経験でき、助かりました」と髙尾さんも言う。
『緑の雇用』も基礎学習が主であるが、3年間勤続すれば12の特別教育や技能講習修了証に関する資格免許をひと通り取ることができるため、とても役立ったと山口さんは話す。髙尾さんの現在の目標は、このまま勤続し、『緑の雇用』を通して機械を操縦するために必要な資格を取得することだそうだ。

↑植付作業は二人一組となり、2m間隔で苗木を植えていく。自分たちが植えた苗が育っていくのを見られるのが造林の大きな魅力だという。

鹿児島へ移住し林業へ転職したことで、新しく多くのことを学び覚えなくてはならない2人。2年目の髙尾さんは、まだ資格を取っていない関係で任されない作業があり、4年目の山口さんは大方の業務は経験したものの、まだ未熟なところもあるという。だが当初は、入山して現場へたどり着くのも大変で、ほかの作業員についていくのがやっとだった。そして、猛暑や雨天の中で行われる下刈りや危険が伴う伐採など、体力や神経を消耗する作業にはいまも悪戦苦闘している。
しかし、地拵え(じごしらえ)をしたり鹿ネットを張ったりした上で植えた苗が、1年2年経て成長している姿を見た時には両名共に感動するという。山口さんは、「あんなふうに森を再生できることにやりがいを感じますね。いまは造林の現場のリーダーを任されているんですが、さらに知識と技術を身につけて人を指導できるようになりたいです」と語る。

↑伊佐愛林では家族で参加できるBBQ や釣り大会や社内オリエンテーションを多く開催し、仕事もプライベートも充実させたワーク・ライフ・バランスを実現している。

↑鹿児島県北部は鹿の被害が特に多く、造林をするときには必ず害獣防止ネットを張って作業を行う。

林業は決して楽な仕事ではない。実際、髙尾さんはこの仕事を始めてから1年で体重が20㎏も減ったそうだ。だがその反面、残業や夜勤があった前職の運送業とは異なり、現在は早朝に起床し夕方には終業するという健康的かつ家庭的な生活を送ることができている。
慣れない土地に新しい仕事と、未知の生活・人生に足を踏み入れた2人。決して楽しいことばかりではないが、家族や仕事仲間そして趣味に支えられ、今日も山の自然に抱かれながら仕事に精を出す日々を送っている。

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