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海女文化の再興なるか!?
海好き二人の新たな挑戦

三重県鳥羽市、岐阜県鳥羽市 大野 愛子さん、上田 桃子さん
地域おこし協力隊歴4ヵ月

8月に移住、10月から潜り始めた二人の新米海女さん
大野さんは東京都北区出身で、フォトグラファーとして活動してきた。海女となっても自身の特技であるカメラを活かす方法を模索中。上田さんは東京都東村山市出身の元看護師。「海の中なら疲れない」という大の海好き。

大野 愛子さん(左)上田 桃子さん(右)

日本一海女が多いまちへ
都内から移住した海を愛する二人

鳥羽市は日本一海女が多いまちであり、国内の現役海女約2000人のうち、500人以上が市内に暮らしているという(参考:鳥羽市の公式ホームページ)。しかし、その鳥羽においても海女は、担い手の不足や高齢化により減少の一途にある。そこで海女文化を次世代に残すべく、鳥羽市は新たに海女となって活動してくれる総務省の地域おこし協力隊を募集。この事業に採用され、平成27年8月から鳥羽市石鏡町に移住しているのが、大野愛子さんと上田桃子さんである。
フォトグラファーの大野さんは、水中写真を撮影するなど海での活動を行ううちに、より海に近い仕事に惹かれるようになったことが応募のきっかけだという。上田さんは看護師として勤務しながらも「いつか海女になりたい」という夢を持ち、素潜りの練習を継続してきたと話す。
海女の活動を開始する前にまずは地域住民に顔を覚えてもらう必要があり、また海女漁のシーズンが9月上旬で一区切りとなったこともあり、二人が実際に海に潜り始めたのは翌シーズンの開始となる10月に入ってからである。二人の海好きは筋金入りで、念願かなった海女の仕事について「楽しい」と声を合わせた。
「海が好きなので毎日潜りたいです。遊んでいるつもりはないのですけど、楽しんでいることがお金になるので、天職だと思っています」(上田さん)。

海女漁を開始して1ヵ月
本場の技に触れる修行の日々

鳥羽の海女は夏にはアワビや、冬にはナマコなどを獲るが、取材をした10月下旬の獲物はサザエ。この時点では二人が海女漁を開始して1ヵ月も経過しておらず、獲物を獲る難しさの中に発見を重ねる日々にいた。
「海の表情は毎日違うので、潜るたびに新しい発見があります。発見した岩場を目印にするなどして、やっと場所が覚えられてきたところです」(大野さん)。
潜ることに関しては豊富な経験とスキルを持つ二人だが、ベテランの海女たちからは漁における経験や度胸の差を痛感させられたという。
「知識も元気もあって、とにかくパワフル。タコって水中で目が合うとすごく怖いんですけど、ひょいと捕まえてきますから」(大野さん)。
そうした本場のすごさを見せつけられる一方で、何でも教えてくれる優しさも強く感じている。
「潮の流れや危ない場所を教えてくれますし、近くで泳いでいるときに『この下にいるから潜ってみろ』と教えてくれたこともあります。市場でも『大漁やな。偉いな』とか、この人がうまいから今度教えてもらえ』と声をかけてくれて、本当に良くしてくれています」(上田さん)。
地域おこし協力隊の任期は3年。海女のシーズンが限られているほか、海が荒れれば漁ができないなど仕事も不規則なため、海女だけで食べていくことは現実的に難しいという。海女、そして海に対する二人の愛は十分なだけに、石鏡町で暮らしていけると思えるだけの愛以外のプラスアルファを見つけることが、二人の、そして海女文化の再興を目指す鳥羽市の目標だ。

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